院長尾崎元昭
2001年、兵庫医科大学医学部医学科卒業。2010年に神戸大学医学部消化器内科学教室に入局。兵庫県立柏原病院では内科医長を務めた経歴を持つ。2014年に尾崎医院の副院長に就任し、2023年より現職。患者との対話を大切にした診療を心がけ、予防や早期発見のため内視鏡検査に注力している。※尾崎の「崎」は山へんに立・可が正式な漢字です。
病気は早期発見・早期治療が肝心
身近な医師として健康をサポートします
当院は名誉院長である父が1974年12月に開業しました。当時は今のように診療科目が細分化されておらず、外科医の父は甲状腺・肺・心臓・腹部・足の静脈瘤などにも対応していたそうです。町の診療所として外科や内科にとらわれず、幅広く診療していたとのこと。総合的な医療を提供するというスタンスは今も変わっていません。この地で診療を始めてから半世紀がたち、建物は老朽化しました。そして新たに産婦人科を標榜することになり、これを機に建て替えを実施。院内をバリアフリーにし、通路もスペースに余裕を持たせたため車いすでの移動も可能です。また、デジタルエックス線撮影装置を導入しました。検査データをすぐに診察室で確認できるため、スムーズな診断につながっています。患者さんへの説明に使用できるのもメリットの一つでしょう。さらに、安心して来院できる環境をめざして、リニューアルに伴い、患者さんへの声かけや移動をサポートする看護助手も増員しました。発熱の外来専用の診察室も備えていますので、どんなことも気軽にご相談ください。
鎮静剤を使用した
胃カメラ検査
胃カメラ(上部消化管内視鏡検査)は鎮静剤を使用し、苦痛を軽減できるよう努めています。気になる症状はご相談ください。
経鼻・経口、どちらの内視鏡も
備えています
希望に応じて、高画質の経口内視鏡検査もしくは、細い管でより小さいカメラを使用する経鼻内視鏡検査のいずれかを選択できます。
近隣病院と
連携しています
地域の皆さんの健康をサポートしつつ基幹病院とも密に連携を図り、必要に応じて専門的な治療を受けられる医療機関を紹介します。
検査前に腹部超音波検査を
実施します
胃カメラで確認しきれない胃以外の周辺臓器について、超音波検査も実施することで腹部の臓器全体を評価しています。
STEP1:事前に診察
まずは診察を行います。血液をさらさらにする薬を服用している方や薬剤のアレルギーがある方、誤嚥のリスクや開腹手術を受けたことがある方は検査が受けられない場合もあるため、お申し出ください。診察の際に検査の詳しい内容をお伝えします。検査前日の21時以降から検査終了までは、水やお茶以外は絶食です。アレルギー性鼻炎の方は炎症で鼻腔内が狭くなっていることが多いため経口内視鏡をお勧めします。
STEP2:検査当日
検査着に着替えて、胃の中の泡を消すための薬を服用します。検査室では心臓の動きや血圧、血中酸素飽和度を測定するモニターを着けて、血液検査のために採血。その後、カメラが通りやすいように鼻や喉に麻酔スプレーを施します。なるべく苦痛の少ない検査をめざしており、希望する方には鎮静剤の使用も可能です。その際には眠気が残ることがあるため、車やバイク、自転車での来院はできません。
STEP3:リカバリールームにて休息
検査後は、別室に移動してリカバリーのために休息していただきます。リクライニングソファーがありますので、ご利用ください。胃カメラの検査で苦しい思いをした方は、検査を受けることに消極的です。痛みを感じにくい鎮静剤を使用することで眠ったような状態で検査を受けることが可能ですので、不安のある方は気軽にご相談ください。40代以降は定期的な検査をお勧めしています。
STEP4:検査結果
画像を一緒に確認しながら、結果を説明します。ピロリ菌に感染していない胃にできる悪さをしない良性ポリープも確認することが可能です。胃潰瘍・十二指腸潰瘍・萎縮性胃炎・胃炎・逆流性食道炎など病変を早期に発見し、専門的な治療につなげるためには内視鏡検査がとても役に立ちます。疑わしい病変は組織を採取し、病理検査を行って後日、診断結果をお伝えします。
ピロリ菌検査
ピロリ菌による胃がんのリスクは高いといわれています。つまり、ピロリ菌を除去すればリスクの軽減が図れるということ。内視鏡検査が苦手な方は、ピロリ菌検査だけを受けることもできます。内視鏡検査では同時に行うことも可能です。幼少期にピロリ菌に感染した場合、除菌しない限り自覚症状のないまま胃がんになってしまうケースも。早期発見・治療のためにもまずは検査を受けましょう。
医療法人社団堯風会 尾崎医院
JR神戸線・立花駅北口から徒歩10分